第89回 知の拠点セミナー

第89回 知の拠点セミナー
講演1 「難病克服へ向けて〜iPS細胞が開いた新しい道筋」 / 講演2 「食中毒菌の巧妙な手口」

日時 令和元年8月23日(金) 18時00分~20時00分(※17時30分から受付開始)
場所 京都大学東京オフィス
(東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング10階:アクセスマップ
JR、東京メトロ丸ノ内線「東京駅」直結。東京駅新幹線ホームより徒歩10分。丸の内北口改札出てすぐ。
※6月より開催場所が変わりましたのでご注意ください。
プログラム
18:00-19:00
講演1 「難病克服へ向けて〜iPS細胞が開いた新しい道筋」

戸口田 淳也(京都大学ウイルス・再生医科学研究所/iPS細胞研究所 教授/副所長 )
▼講演1の概要へ
19:00-20:00
講演2 「食中毒菌の巧妙な手口」

児玉 年央(大阪大学微生物病研究所 准教授 )
▼講演2の概要へ

講演1:「難病克服へ向けて〜iPS細胞が開いた新しい道筋」

戸口田 淳也(京都大学ウイルス・再生医科学研究所/iPS細胞研究所 教授/副所長 )

写真(講演者)

iPS細胞とは人工的に作製された多能性幹細胞で、その大きな利点の1つが、特定の個人から作製できることです。この利点を活かして、難治性の遺伝性疾患の患者さんからiPS細胞を作製して、患者さんの体の中で起きていることを培養皿の中で再現することが可能となりました。本講演では、このアプローチの概要と具体的な応用例を紹介し、将来の可能性について論じます。

 

講演2:「食中毒菌の巧妙な手口」

児玉 年央(大阪大学微生物病研究所 准教授 )

写真(講演者)

 清潔でクリーンといわれる日本ですが、未だに多くの食中毒事例が報告されています。食中毒は有害な物質を口にすることで引き起こされる健康障害です。食中毒の原因となる物質は細菌、ウィルス、自然毒、化学物質、寄生虫など様々ですが、大部分は細菌やウィルスといった微生物によるものです。では、これらの微生物はどのようにヒトに病気を起こすのでしょうか?最近の研究によって、病気を起こす仕組みが次第に明らかになってきました。本セミナーでは、我が国で発見された食中毒菌である腸炎ビブリオの巧妙な手口を紹介したいと思います。

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