第93回 知の拠点セミナー
第93回 知の拠点セミナー
講演1 「我が国における鉄筋コンクリート造建物の耐震性の現状と将来」 / 講演2 「低温プラズマ科学が拓くナノバイオイノベーション」
日時 | 令和元年12月20日(金) 18時00分~20時00分(※17時30分から受付開始) |
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場所 | 京都大学東京オフィス (東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング10階:アクセスマップ) JR、東京メトロ丸ノ内線「東京駅」直結。東京駅新幹線ホームより徒歩10分。丸の内北口改札出てすぐ。 ※令和元年6月より開催場所が変わりましたのでご注意ください。 |
プログラム |
- 第93回セミナー 申込ページ 12月18日(水) 16時まで (定員に達し次第締め切ります)
- お問い合わせ:setugouken-syomu[at]office.osaka-u.ac.jp まで
講演1:「我が国における鉄筋コンクリート造建物の耐震性の現状と将来」
河野 進(東京工業大学科学技術創成研究院フロンティア材料研究所 教授 )
地震が多発する日本では、地震によって建物が損傷し、日常生活が継続できなくなる事例が後を絶ちません。
特に鉄筋コンクリート造建物に焦点を当て、地震に対する安全性や安心の度合いは、どの程度まで改善されているのかについて話します。
講演2:「低温プラズマ科学が拓くナノバイオイノベーション」
近藤 博基(名古屋大学低温プラズマ科学研究センター 准教授 )
低温プラズマを用いたナノプロセス技術領域は、特に超低消費電力大規模集積回路に代表される電子デバイスや新機能素材、燃料電池などへの応用研究領域において我が国のものづくりの生命線を担う最重要科学技術分野であり、わが国では 世界最高峰の研究が推進されています。
その中で名古屋大学は、プラズマ研究所(1961年設置、現「核融合科学研究所」)から継続されるプラズマ科学の研究基盤と半世紀以上の歴史を基に、低温プラズマ科学の研究を牽引し、近年、医療農水産業等への展開を進めています。
さらに、プラズマが生成する活性種とその表界面反応機構の解明に関する多くの知見を科学技術分野と産学連携の融合によって蓄積し、学術的な知見の体系化や新たな学問領域としての確立を推進しています。新たな未来科学技術の創成と持続可能な開発目標(SDGs)の推進を目標とした、154台のオリジナルの最先端プラズマプロセス装置と世界一のプロセスプラズマ計測技術(プラズマ中の粒子の定量計測)の活用と高度化による、半導体を中心とする産学官連携や、医工・農水産連携による研究事例をご紹介します。