第94回 知の拠点セミナー
第94回 知の拠点セミナー
講演1 「大気エアロゾルによる気候変動と大気汚染」 / 講演2 「海の波のエネルギーから電気をつくる」
日時 | 令和2年1月17日(金) 18時00分~20時00分(※17時30分から受付開始) |
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場所 | 京都大学東京オフィス (東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング10階:アクセスマップ) JR、東京メトロ丸ノ内線「東京駅」直結。東京駅新幹線ホームより徒歩10分。丸の内北口改札出てすぐ。 ※令和元年6月より開催場所が変わりましたのでご注意ください。 |
プログラム |
- 第94回セミナー 申込ページ 1月15日(水) 16時まで (定員に達し次第締め切ります)
- お問い合わせ:setugouken-syomu[at]office.osaka-u.ac.jp まで
講演1:「大気エアロゾルによる気候変動と大気汚染」
竹村 俊彦(九州大学応用力学研究所 教授 )
PM2.5 や黄砂などの大気中の微粒子(エアロゾル)は健康被害をもたらすことは良く知られていますが、その濃度や組成が変化すると気候変動も引き起こします。人間活動により増加したエアロゾルは、同じく人間活動により増加している温室効果ガスによる温暖化を正味としていくらか相殺しています。その効果を地球規模で定量的に評価するために、エアロゾル気候モデルを自ら開発して研究を進めてきました。
本講演では、エアロゾルによる気候変動のメカニズムについて解説するとともに、エアロゾルと気候変動の関係の定量的解明に関する研究について紹介します。開発した気候モデルは、日々のPM2.5 や黄砂の濃度予測にも利用されており、研究成果の社会還元についても紹介します。
講演2:「海の波のエネルギーから電気をつくる」
永田 修一(佐賀大学海洋エネルギー研究センター 教授・センター長 )
海の波のエネルギーを利用して発電する”波力発電システム”の原理、システムに関する国内外の開発動向、佐賀大学で開発中のシステムについて紹介します。
<佐賀大学で開発中の波力発電システムの説明図>
図1 空気タービンを用いる波力発電システムの原理図
図2 波力発電システムの実海域実験