国立大学共同利用・共同研究拠点協議会設立記念一般公開シンポジウム

世話役:国立大学附置全国共同利用研究所・研究センター協議会幹事会

日時: 2010年4月3日(土曜日)15:00~17:30
場所: 東京大学安田講堂
テーマ: 地球環境変化と人類社会

人類活動の活発化は地球環境を大きく変え、その変化が人類社会にさまざまな影響を与えつつあります。 このグローバル時代の大問題に、最前線で取り組んでいる科学者からのメッセージをお届けします。
プログラム:
15:00-15:05開会挨拶 西田 睦(東京大学大気海洋研究所所長)
15:05-15:15祝辞 文部科学省
15:15-15:25挨拶 濱田純一(東京大学総長)
15:25-16:05「地球温暖化予測の最前線」木本昌秀(東京大学大気海洋研究所教授)
16:05-16:45「気候変動と人間の健康」平山謙二(長崎大学熱帯医学研究所教授)
16:45-17:25「人類社会の持続型生存基盤パラダイム」杉原 薫(京都大学東南アジア研究所教授)
17:25-17:30閉会の挨拶 松沢哲郎

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シンポジウム案内ポスターPDF



 人類にとって安心安全な社会を築き、その水準を向上させていくうえで、学術研究が不可欠であることは言うまでもありません。特に先進国の一員であるわが国は、人類社会の発展に貢献する学術研究推進の先頭に立つことが求められています。

 学術研究は、理工系、生物医学系、人文社会系など実にさまざまな分野で行われ、その内容は基礎研究から実社会での利用を見すえたものまで、たいへん幅広いものです。わが国の学術研究の発展には、個々の大学の枠を越えて大型の研究設備や大量の資料・データ等を全国の研究者が共同で利用したり、共同研究を行う「共同利用研究」のシステムが大きく貢献してきました。このシステムをより充実・発展させるため、文部科学省により「共同利用・共同研究拠点」の認定制度が創設されました(制度の詳しい説明は文部科学省のホームページ http://www.mext.go.jp/a_menu/kyoten/ をご覧下さい)。この制度により認定された国立大学の拠点が、2010年4月より活動を開始します。

 この制度は、わが国の学術研究のさらなる基盤強化と新たな展開をもたらすものと期待されます。なぜなら、研究の新たな展開を図るため、多様な研究者がチームを組んで共同研究を進めることがますます盛んになってきており、大きな研究機器などは関連分野の研究者が共同で開発・利用をして研究を進めることがより重要になってきているからです。

 「国立大学共同利用・共同研究拠点協議会」は、国立大学の共同利用・共同研究拠点間の相互連携を通じて、共同利用・共同研究を振興し、日本の学術のさらなる発展に寄与することを目的として発足するものです
http://www.kyoten.org/ をご覧下さい)。その成果を広く国民の皆さまに発信していくことも大切な目的の一つです。

 今回のシンポジウムは、まさにこの目的のために開催いたします。これを通して、よりよい人類社会を作っていくための議論の素材を提供し、皆さんと一緒に考えていくことを目指して企画しました。多くの方々にご参加いただければ幸いです。